ユーザビリティ
ユーザビリティとは?
ユーザビリティとは、利用者(訪問者)の視点に立ち、訪問者が利用しやすいように配慮し、使い勝手の良いホームページを目指した操作性のことです。
具体的には、ホームページの操作性を良くして、訪問者にとって「優しい」ホームページ作りをすることです。
「見せるホームページ」から「見てもらうホームページ」へ
昔であれば、個人運営のホームページも少なく、どちらかと言えば「見せるホームページ」が多く存在しました。
「見せるホームページ」とは、自分がホームページを作ったのだから見ろという雰囲気がプンプン漂うホームページで、自分の知っている技術を使いまくり、訪問者のことなど気にせず、自分の技術を披露しているホームページです。
訪問者からするとサイト管理者の自分勝手なホームページでしかありませんでした。
しかし、現代では、個人でも無料でいくつも簡単にホームページを開設することができ、HTMLの知識が無くてもブログも無料でいくつもサイトを開設出来る時代になりました。
個人運営のホームページやブログが溢れかえる時代では、昔の「見せるホームページ」の感覚でいると、訪問者は寄り付かなくなってしまいます。
「見せるホームページ」は、会社で言えば、傲慢経営の会社と同じようなものです。
傲慢経営の会社は、全体的な数が少なければそれでも儲かりますが、他にライバル会社などがたくさんあれば、傲慢経営の会社は顧客から敬遠され、経営も危うくなります。
そのようなことにならないためにもホームページは、訪問者にとって使いやすく、ユーザビリティを意識した「見てもらうホームページ」を作らなければいけないのです。
ユーザビリティを意識したホームページ作り
では、具体的に何をどうすればよいかということになりますが、そのサイトの特性や訪問者個人によってポイントが違い、絶対にこうしなければいけないということが明確ではありません。
しかし、一般的にこういうことをすれば良いというポイントがいくつかあります。
そのポイントを厳守する/厳守しないに関わらず、意識してホームページを作成することで、ユーザビリティの高い(訪問者が利用しやすい)ホームページになることだと思います。
サイトコンテンツ
- 一目でサイトのコンテンツが理解できること
- 可能な限り1サイト1コンテンツ
ページレイアウト
- レイアウトはスタイルシート(CSS)で作成する
- 横幅に注意する
- レイアウト崩れがないか複数のブラウザで確認する
(InternetExplorerやFireFoxなど)
ナビゲーションメニュー
- ナビゲーションメニューのデザインに統一性を持たせる
- ナビゲーションメニューの配置位置を統一する
画像
- 動画はインパクトを考慮して控えめ
- 重い画像は、ファイル容量や分割などに配慮する
- サイズ(width・height)やalt属性を記述する
- 重いFLASH画像にはSKIP処理を配慮する
- FLASH画像でナビゲーションメニューにしない
(どうしてもする場合は代替メニューも用意する) - リンクではない画像にボタン形状の画像を使用しない
文字
- フォントカラーは背景色を考慮して見やすくする
- フォントサイズは小さくても、文字は潰れずに読めること
- 行間・文字間を配慮する
- 文章は解りやすく表現する
(主語を省略しない・代名詞を多用しない・方言を使用しない) - リンクではない文字にアンダーラインを付けない
リンク
- リンクの文字とリンクでない文字を明確にする
- 可能な限りサイト内へのリンクは同一ウィンドウで開く